2023年夏合宿

日程:2023年8月11日(金)~8月13日(日)

参加:安田、田中(邦)、西田、荻野、岡安

山域:和賀/生保内川遡行~朝日岳~シトナイ沢下降

行程:

8月11日 ヘナたれ沢の林道入口(車1台デポ)~大平トンネル手前に駐車~

~大平沢を下って生保内川入渓~生保内川遡行~550m付近(泊)

8月12日 テンバ~遡行~850m付近(泊)

8月13日 テンバ~羽後朝日岳~ヘナたれ沢下降〜林道車デポ地~帰仙

初日は予定通りヘナたれ沢林道に車をデポし、10時過ぎに入渓。青空の下、素晴らしい景色を楽しみながら、時々釣りをしながらのんびりひたすら河原を歩いて550m付近に泊。釣りはあまりしませんでしたが、イワナはアベレージサイズが尺。夜は砂浜の上での盛大な焚火。満点の星空の下、思い思いの場所で眠りにつきました。

2日目は天気が一転、明け方から雨がぽつぽつと降りだしやがて本降りに。川は一気に増水し、どうするか考えましたが、雨が小康状態になったのを見て、遡行を続けることにしました。しかし徒渉困難な箇所も多く、流されたらアウトという場面も。雨は降ったりやんだりを繰り返し、魚止め滝から続くゴルジュ帯を抜けるのが精いっぱいで、850m付近で5人が泊れる河原が見つかったので15時行動終了としました。

雨は続いてましたが、タープを張ってこれから焚火、というところで雨が強くなり、河原が半分浸水しだし、慌てて荷物をまとめ、いったん避難することに。目の前の沢は濁流となっていました。このままずぶ濡れのままみんなでシートを被って体育すわりで夜を明かすのも覚悟しましたが、しばらくすると減水してきたのでタープの下で火を起こしてどうにかこうにか、落ち着いて食事をとったり、眠ることもできました。

3日目は朝方まで少し降っていましたがその後やみ、水量も平水に戻ったようでした。やがて青空も出てきて、快適な遡行で、これでもかと続く滝を登ったり巻いたりしながら、最後は草原を登りつめて12:30にようやく朝日岳山頂。下降のヘナたれ沢は2年前の7月会山行での因縁のある沢なので、下降点を慎重に選んで下降を開始。ルートはあっていたようですが、ここが思ったより悪く、ほとんどがガレ場の急傾斜で疲れた足にこたえました。滝も出てきて何度か懸垂下降もして慎重に下り、ようやく河原へ。やがて日も暮れ最後はヘッデン行動で9時にようやく車にもどることができました。

ヘナたれ沢は以前夏道ガイドブックで見た記憶があったので、3時間くらいで降りられるだろうと思ってましたが、実際8時間くらいかかってしまいました。特に河原に出てからいくつか現れる堰堤を巻くのも、以前下ったことのある西田さんと田中さんの先導がなければ途方にくれていたことでしょう。帰りは温泉が閉まっていたので、盛岡のスーパー銭湯に入って、2時前に仙台につきました。西田さんと田中さんはスーパー銭湯で仮眠してから帰ったようです。

たいへんお疲れ様でした。