2020年10月17日~19日/ 個人山行沢登り
紅葉の裏岩手の葛根田川北ノ又沢と大深沢東ノ又沢を遡行しました。
湯ノ上温泉登山口から入渓すると、葛根田川は紅葉の最盛期で河原の両岸の山肌を極採色が埋めており、どこを切り取っても絵になる絶景のなかを進みます。川というだけあって水量は多く、右岸に左岸に渡渉を繰り返し進むと、深い淵と岩場の難所(お函)に差し掛かりロープを使って高巻き・下降しました。大石沢出合で水量が半分になり、ひと安心。美瀑が左岸に右岸に現れ、見事な紅葉に染まって美渓が続きます。葛根田大滝を超えて進むと滝ノ又沢出合いに快適な幕営地があり1泊目。
2日目、すぐの北ノ又沢二俣を右に行くと15m滝。この高巻きは尾根まで上がって沢床に降りるまで3時間の大高巻になりましたが、まだまだ紅葉と見事な滝が続く沢歩きを楽しんで15m滝に至ります。これを超えてから北ノ又沢を離れて左枝沢に入り、1時間藪を漕いで大白森近くの高層湿原に出ました。登山道を歩いて八瀬森山荘で2泊目。
3日目は、関東沢を下りますが、当初予定していた大深沢北ノ又沢は時間的に無理なので、天狗湿原から東ノ又沢に入り八瀬森分岐近くの湿原に詰めました。小畚山、三ツ石山を越えて滝ノ上温泉に戻る下山路は長く、途中で日が暮れましたが、三ツ沼に映る夕焼けのなんと美しかったこと。紅葉と滝と夕焼け、美しいものを目いっぱい楽しんだ沢旅となりました。
動画でご覧ください。
メンバー:L.毛利(記)、塚本
コースタイム:10/17 9:16滝ノ上温泉-10:09入渓-12:04お函―13:12大石沢出合―14:28葛根田大滝―15:58滝ノ又沢出合幕営
10/18 6:25幕営地―6:46二俣を右へ―6:56 15m滝―10:40 15m滝―12:15 c1040を左へ―15:45 登山道-17:00八瀬森山荘
10/19 5:47山荘―6:58 関東沢左沢出合―7:38 左沢15m滝から枝沢へ―7:47 天狗湿原――9:03 東ノ又沢―14:38 c1420湿原―15:22 八瀬森分岐―16:18 小畚山-17:13三ツ石山-20:18 滝ノ上温泉