山 域 八幡平 玉川大深沢
日程 2025年8月10日(日)~8月12日(火)
行動 8/10(日):6:00仙台 ~9:10後生掛温泉 第二駐車場車デポ〜バス移動:ドラゴン号(事前予約) 9:37後生掛温泉発~9:50アスピーテ入口下車 〜秋北バス乗換 9:55アスピーテ入口~10:35五十曲下車 10:45五十曲より玉川入渓~玉川~大深沢~石仮戸沢出合~14:10湯ノ沢出合~見張り小屋の先で幕場泊
8/11(月):7:00幕場発~7:15伝左衛門沢出合~7:30大深沢取水口~7:45大深沢増水のため、中州で2時間ほど様子見~10:30ソヤノ沢出合付近(釣り)~11:20引返し~12:00伝左衛門沢へ14:15湯田又沢出合 幕場泊
8/12(火):7:00湯田又沢出合 幕場発~11:00 後生掛温泉下山
1日目(8月10日・日)くもり時々晴
八幡平の涼しい風が吹く中、後生掛温泉第二駐車場に車をデポし、予約済みのドラゴン号(車体はハイエース)に乗り込む(500円)。アスピーテ入口で下車後、秋北バスに乗り継ぎ五十曲バス停下車(930円)。ここからいよいよ入渓。
玉川を渡渉しながらゴーロを黙々と進むと、送水管橋が姿を現し、人工物と自然の境界を越えていく感覚に。管理用林道から見張り小屋へ。野湯は…残念ながら湯切れ中、配管破損等で数シーズン使われていないようである。
しかし諦めきれず、源泉付近の川床の泥をかき出して、濁りがとれるまでの時間、幕場設営を進めた。幕場は見張り小屋先に設営。夕食の事前準備を終えたところで、暗くなる前に川床の野湯へ。歓迎してくれたのはアブの大群。なんとか腰まで浸かり、あったまる。その夜の夕食は牛肉カレー。焚き火も十分な薪を確保し、炎とスパイスの香りが沢に広がるはずが、蚊の猛攻でやや早めの就寝。
2日目(8月11日・月)雨のち曇り
夜明け前から雨音がテントを叩き、5時起床。昨夜のカレーの残りでエネルギーを補給し、カッパ上着を着て出発。取水口ダムを過ぎ、大深沢に入ったところで水量増加&濁り。中州で停滞し様子見、焚き火を囲みながら朝ラーメン。雨が小康状態になった9時半。慎重に前進しソヤノ沢まで到達。西田さんが竿を出し、ようやく岩魚1匹ゲット。
しかし大深沢の核心部は、濁流のまま。ここで潔く撤退を決断し、伝左衛門沢出合まで戻り湯田又沢方面のショートカットルートへ変更。途中、原木にびっしり生えたシイタケを発見し、夕食の食材に。幕場は湯田又沢出合。右岸の斜面からはわずかながら噴煙があり、硫黄臭が漂う。伝左衛門沢側で竿を出すが、釣れず。まったり昼寝もしたところで、夕食は西田シェフのベーコンたっぷりのシイタケ卵スープとごはん。さらにソヤノ沢でゲットした岩魚天ぷらもあり、豪華な食事となった。夜は時折、星と月が顔を出し、沢のBGMで眠りにつく。
3日目(8月12日・火)小雨のち曇り
7時発。硫黄の香り漂う沢を進む。温泉ガスの噴出口や真っ白な粘土質の壁などが飽きさせない。滝はないと思っていたら堂々たる10m滝が登場、左岸から巻いた。そこから、2時間ほどで後生掛温泉の遊歩道に到着。下山後は、久しぶり(約20年ぶり)後生掛温泉(800円)で汗を洗い流し、盛岡「白龍」のじゃじゃ麺で締める。18時、仙台帰着。
まとめ
アブ、蚊、雨に歓迎された3日間。ちょっと消化不良気味となったが、野湯・焚き火・岩魚(魚影のみ)と「大深沢らしさ」を堪能したゆったり沢山行。大深沢核心部へのリベンジを誓う。