安達太良山 杉田川

高橋、木村、(鈴木)

(高橋)もしもしピッドを6:35出発し、安達太良温泉の先、遠藤ヶ滝不動尊ハイキングコース駐車場へ。沢支度を整え、8:40出発。天気晴れ。杉田川沿いのハイキングコースを行き不動尊の立派なお堂に出る。遠藤ヶ滝は、平安時代末期、那智で千日滝行を行い、その後、関西の山から、白山、立山、富士山、伊豆、戸隠、羽黒などを、修行して回った修験者「文覚上人;遠藤盛遠」にちなんでいる。文覚上人は、真言宗の僧で、各地の霊山修行後、京都の高雄に住み神護寺の復興のため強引な勧進を行い伊豆に流され、伊豆で頼朝に平家打倒の挙兵を勧めた影の人物である。ちなみに不動明王(不動尊)は、修験者・仏道者を守る仏で、真言宗の開祖弘法大師空海が、遣唐使として唐に渡った際に、不動明王(波切不動)が荒れた波の波頭を刀で切って、難破から救ってくれたという。
お堂を過ぎて、橋の袂から杉田川に入渓する。滝は数本あり、ほぼホールドはがっしりしている。前回の焼石岳尿前川本流と似て、赤いスラブに緑の苔の生えたナメが美しい。流れも清い。当初、安達太良山登頂は考えていなかったが、時間が早いため、杉田川の源頭を詰めることとした。最後の藪漕ぎは10分程度。藪の密度は、藪漕ぎ慣れしたものにとっては、それほど猛烈ではない。稜線に12:20到着、装備を解き、靴を履きかえ12:50発。安達太良山頂13:30-13:55。山頂は風がありやや寒い。周りの山々もガスがかかったり、切れたりという感じ。
仙女平の道(表登山道)は、時折笹薮っぽくなるが、概ねよく踏まれている。標高が下がり、駐車地点の東側600m付近に近づいたところで、登山道から薄い藪に入り、駐車場の袂の橋に出る15:57。
帰りは、岳温泉の温泉街を東に進んだところにあるスカイピアあだたらの日帰り温泉510円サウナ付に入る。安達太良山やスキー場の眺めがいい温泉